Q1:「チャレンジS」を始めようと思った動機を教えて下さい。
A:私自身がサラリーマン生活を止めて一人社長の小規模事業者として起業したのが6年前ですが、その間色々な問題に直面しました。中でも辛かったのが「孤立感」です。周りに気軽に相談できるパートナーもなく、古くからの友人は皆サラリーマンで昼間は忙しい・・同じシェアオフイス内で机を並べていても誰がどんな仕事をしているのか知らない…顔は知ってるけど分らない…次第に大海原を1人で泳いでいる気分になりました。これではいけないと思い、参加費を払って様々な交流会やセミナーに参加しましたが、翌日には大量の営業電話や勧誘メールが届く・・・正直ウンザリの連続でした。
又、起業家の殆どが最初は一人社長でスタートする為、粗全ての業務を1人でこなす必要があります。慣れないのは勿論ですが大変効率が悪いと感じました。
又、起業したての小規模事業者は規模や実績の面からも一般企業と対等に繋がることが困難で、資金力も乏しいため宣伝や広告にお金や時間を掛けられません。
だったら…そんな同じ悩みを抱えた小規模事業者同士が集まってスケールメリットを最大限活用し「PR効果・相乗効果・経済効果」を高め合える組織を作ったら様々な問題を解決出来るのではないかと思いました。
Q2:起業準備中の方も参加できるのは何故ですか?
A:起業を考えている人の中で、実際に起業に至る割合は全体の約15%程度…他の約85%の方は思い止まっているそうです。勿論理由は様々だと思いますが、仮に「チャレンジS」のようなグループが存在し、同様の悩みや不安を乗り越えた先輩が同じ高さの目線でサポート出来る環境があったら…どんなに頼もしいでしょう?勇気を振り絞って起業する人達の支えになれるかも知れません。
又、例えば「花屋さん」を開業したいAさんがいます。でも1人では難しい・・・
「フラワー教室」を開業したいBさんがいます。でも1人では難しい・・・
「お洒落なCafe」を開業したいCさんがいます。でも1人では難しい・・・
そんな3人が「起業準備中」のサイトで出逢い、相談し資金を出し合い共同で店舗を借りて、
「沢山のお花(商品)に囲まれたお洒落なcafeでコヒーを提供し、週に数回程度 お店が空いた時間に店内でフラワー教室を開催する」…集客・スペース・物流面でもお互いがお互いをフオローし「夢」を実現する為の相乗効果を利用した起業を低予算で実現する…そんな展開も期待出来るかも知れません。
Q3:「チャレンジS」の特徴を教えて下さい。
A:最大の特徴は「必要なサービスを、必要とするメンバー同士で作る」点だと思います。実際に起業し様々な問題を経験したメンバーが自ら立ち上げたのが「チャレンジS」です。行政や自治体、関連団体から提供して頂く「支援」とはまったく異なります。同じ悩みを抱えた小規模事業者同志が集まって様々な実体験や経験値を元に…「本気で起業したい人」「孤軍奮闘している小規模事業者」と同じ目線で考え「こんなサービスがあったらいいな」をかたちにしました。
Q4:「コミニケーション広場」について教えて下さい。
A:会員同士や他社同士が気軽に繫がり合えるプラットフォームです。最大の特徴は「1分間のPR動画」。堅苦しい文章や写真と違い動画は人物のイメージや人となりがダイレクトに伝わります。見る人の安心感に繫がり「成程…この人なら信用できそうだ」「是非会ってみたい」といったきっかけに繫がります。又、各事業者が自社の事業内容をHPで個別に訴えるよりも、サイトでまとまっていた方が遥かに効果的です。本来の自社HPへの誘導や簡易的HPとしても活用頂けます。
Q5:「サポート広場」について教えて下さい。
A:会員同士がお互いの専門スキルを活用しビジネスをシェア・フォローするサイトです。
小規模事業者や起業準備中の方に特化した項目やオリジナルのサービス内容を「サポート広場」として委員会で運営します。起業(スタート)から廃業(ファイナル)までをトータルでサポートできる内容になっています。 「サポーター」として登録・参加された事業者様は「本サポート広場」より受注された場合、最終的な契約(売上)金額の5%を当委員会へお支払頂きますが、個々の会員が本来の業務として個別で「直接受注」された場合は一切必要ありません。
Q6:「JOINT広場」について教えて下さい。
A:連日押寄せる大量の営業・勧誘メールにウンザリしている企業家の方は多いと思います。
ここにはそうした宣伝広告は一切ありません。全てが「共同ビジネス展開」専用の無料伝言板です。例えば小規模経営の事業主にとって人員の確保は大変難しい問題です。「単発だけどこの日にどうしても人員が必要」といった要望にWINWINな関係でお手伝いできる人を気軽に募集出来ます。又、空いた時間を有効活用したり、かつての経験を生かしたり、新しい事にチャレンジ出来る場所でもあります。
Q7:「交流広場」について教えて下さい。
A:起業すると時間や曜日の感覚が薄れ四六時中仕事の事が頭から離れません。又、サラリーマン時代とは違ったストレスも多くなります。たまには仕事から離れリフレッシュすることも重要です。「交流広場」はそんな方の為に、仕事以外で自分を楽しませる場所を創るための無料掲示板です。自由に投稿して人生をエンジョイして頂けたらと思います。
Q8:実行委員会での活動とは?
A:いきなり法人を立ち上げるのではなく実行委員会として暫くの間活動する中で様々な問題を解決したいと思っています。システムの構築やサービス内容の充実 等々、色々な方の御意見をお聞きしながら改良を繰り返し より良いかたちで法人化出来たらと思います。
Q9:法人化する場合、どのような法人にする計画ですか?
A:法人には様々な形があります。一般的には「株式会社」ですが、事業内容の方向性としては「社団法人」或いは「LLC」も考えられます。実行委員会として様々な活動を行う中で最終的な判断を協議したいと思います。勿論、会員数が目標人数に達し、法人として立ち上げられるだけの財務的基盤も必要です。
Q10:法人化後の年会費は?
A:法人化した場合どうしても運営の継続という観点から収益性を考慮しなければなりません。
但し会員の方々にとって大きな負担となるような金額では参加を継続して頂くことは困難です。現状では明確な数字は決定していませんが、ご参加頂く皆様にとって可能な限り負担の少ない金額となるよう努力したいと考えています。「この年会費でこれだけのサービスが受けられるなら是非共参加したい」と思って頂けるような内容になるよう努力したいと思います。
Q11:法人化後の目標や夢を教えて下さい。
A:3社に1社は創業3年以内に廃業するという統計がありますが、そんな数値を少しでも改善出来たらと思います。夢を抱き勇気を振り絞って「起業」という選択を選んだ人達が数年後に「チャレンジSが有って本当に良かったヨ」と言って頂ける様な…そんな組織になれたら心から嬉しく思います。
回答者:「チャレンジS 実行委員会」実行委員長 松下 正宏